パソコン工房の蔵出し・アウトレットパソコン

History

historyオブジェクトは、そのウィンドウの履歴です。
単純に言うとブラウザの『戻る』『進む』ボタンが有効な時に、
その履歴情報として含まれている物です。
フレーム構成などのページでは、それぞれのウィンドウに履歴があります。
それらは個別の historyオブジェクトです。
【 注意 】
ブラウザの『戻る』『進む』ボタンは それぞれの history オブジェクトを複合させて
全体の順番を覚えています。
historyオブジェクトは、それぞれのウィンドウの履歴のみを保存しています。
この点が違う所ですので イコール とは思わないでください。

プロパティ



history.length のみです。
(NN3までは他にもあります)
履歴の数を数字で返します。
先にいくつ、後ろにいくつかはわかりません。全体の数のみ。

現在あなたのブラウザのこのフレームでの historyの数。

次のメニュー location へ行ってから戻ると増えています。

メソッド



history.back()1つ前に戻ります
今より前の履歴があれば、1つ戻ります。
無い場合は無効になります。

history.forward()1つ次に進みます
今より先の履歴があれば、1つ進みます。
無い場合は無効になります。

history.go(n)n個次(前)に進みます
【 個数で移動 】
history.go(n)n 個分移動します。
n に 数字を指定します。 (-) マイナスの数字の場合は『 戻る 』になります。
ですから history.back() と history.go(-1) は同じ事になります。
数に該当するヒストリーが無い場合は無視されます。

【 URLで移動 】
n に URLを ドメイン名から入れます。
例:history.go("http://www.artemis.ac/")
履歴内に該当するURLがある場合のみ移動します。
履歴に該当する URLの履歴が無い場合は無視されます。
URLは 完全に一致する場合と固有の一部分が一致する場合有効です。
色々試しましたが、IEでは ある程度の特定ができないと一部分での
指定は、うまく行かないようでした。
次のボタンを押すと、あなたが表紙(http://www.artemis.ac/)を通っているなら
表紙へ戻ります。表紙から来ていない場合は無視されます。
Tips & Samples



◆ サンプル1 確認
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
if(!confirm('18歳以上ですか?')){ history.back(); }
</SCRIPT>
これをページの一番上に書いておくと、これが読込まれた時点で
『はい』『いいえ』の問い合せが出ます。
『いいえ』を押した場合、history.back() になりますので
そのページへのリンクがあるページへ戻ります。

◆ サンプル2 一方通行
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
history.forward()
</SCRIPT>
例えば、ページを順に追って行く迷路の様な物を作るとします。
YES/NOで答えて次々に進んで行く迷路です。
雑誌で良くありがちな、性格判断などでもいいです。
一度選択したら戻って選択し直しをできない様にする時に
全てのページの冒頭にこのスクリプトを書いておけば
『戻る』ボタンをを使って戻る事ができなくなります。
つまり一方通行の順序を作り出す事ができる事になります。
そんな使い方もある、と言う事です。


基本的にhistory.back()等を使ってページを戻らせるのはあまり良い方法ではありません。 ビジターは必ず表紙から来るとは限らず、検索サービスなどでいきなりコンテンツに飛んできたりします。 ですから、トップページに戻る為のリンクや、そのページと前後の関連性のあるページに移動させるなら やはりそれもリンクを使って書くのが良いです。 history.back()を使う事で、どのページでも同じ『戻るボタン』を付ける事が楽にできますが、作業を楽にするだけで訪問者にとってはあまり良い物ではありません。




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